邦題未定。

京都の大学院生による日々の雑記録。時事、映画、読書など、そんじょそこらに転がっているブログ。

松本人志presentsドキュメンタル

 

 

第・・何回目なのかわからない全盛期を迎えている松本人志に僕はやや食傷気味で、せっかくアマゾンプライムに加入しているのにこれは観ていなかった。

 

最近何気ないきっかけで見始めたんだけれど、見る価値はあったと思う。

 

よく考えたら、「松本人志に食傷気味」かどうかはこのシリーズを観ることにあまり関係がないのである。

出てくる出演者の誰か、もしくはこのメンバーの組み合わせを見て期待感が湧く人ならば、一見の価値があるといえるだろう。

僕はくっきーも好きだし、フジモン宮川大輔も好きなので、結果的には観てよかったと思えた。

 

ただ、

ただ、である。

 

いろんな人が指摘している通り、ルールが曖昧すぎる

 

本来は「少しでも笑ったら退場」という中学生でも思いつきそうな単純なルールなのに、芸人同士の内輪の雰囲気みたいなものもあって、最初からニヤニヤしてしまっているのだ。

松本もこれはまずいと、当初は「裁判官」としての厳しい表情で部屋に現れ、イエローカードなどを突きつけていくのだが(はにかんだくらいならイエローで、完全に笑ったらレッドというのだが、ほぼ完全に笑っていても一発退場が出されることはまずないというのが暗黙のルールになってしまっている)、このカードの出される基準自体が曖昧で、観ているこっちはだんだん、「え、こんなルールの下で決まった勝負で、誰かが1千万もらえちゃうの・・??」と、頭の痛い思いがしてくる。

 

結局これは、好きな芸人同士の戯れをみるという以上の意味はないコンテンツなのだ。

その意味の限りにおいては、これは面白いといいうる。

しかし、芸人が持てるセンスのすべてを放出する魂のぶつかり合いにまで昇華していくかといえば、そこまでの期待は難しいだろう(シーズン2の小峠にはその意気込みが少し見られたが)。

 

アマゾンという放送コードの緩い場所で、すごく面白いコンテンツになる可能性を秘めているはずなのだが、こうしたルールの曖昧さが全体の雰囲気を弛緩させてしまっている。

 

さらに、やはりこれは芸人自体の魅力や力量にかなり左右されるコンテンツだから、特にシーズン2が下ネタ中心の攻めになっている事実は、このシーズンに出場している芸人たちのお笑いセンスのレベルを物語ってしまっており(というよりも、時間制限のなかで戦略的にその道を取っているということなのだろう)、それが少し残念だった。